瓦屋根をガルバリウム鋼板で葺き替えリフォームしました2023.02.09
こんにちは。
1月末から寒波の襲来で厳しい寒さが続いておりますね。
冷たい北風に、ついつい外出が億劫になり巣ごもり生活の方もいらっしゃるかもしれません。
各地では、寒波の影響で大雪に見舞われた地域もあるようですが、そんな時に見直したいのがお家の「屋根」です。
屋根のトラブルでよくみられる雨漏りは雨だけが原因ではありません。
積もった雪の重みにより屋根に破損が生じると、そこから雨漏りが発生したり下地の木が腐食する場合があります。
また、雪によるトラブルは屋根だけでなく、雨樋にも影響が出るケースがあるため注意が必要です。
屋根に傷み・破損が見られた場合は、早めの対策をおすすめします。
今回は、瓦屋根からガルバリウム鋼板にリフォームした事例をご紹介します。
昔ながらの瓦屋根です。
目立った破損は無いものの、瓦の所々に傷みが見られます。
リフォーム前
既存の瓦を剥がし、頂部の棟瓦も解体します。
中の土も撤去してから下地に合板を張っていきます。
合板の上にアスファルトルーフィングシート(屋根下葺き材)を、軒先から棟に向かって敷き詰めます。
ルーフィングシートは、屋根材の間から侵入する雨水が下地に染み込まないよう防止する役割を果たします。
雨押え板金を屋根と外壁の取り合いの壁際に取り付けます。
外壁から伝って落ちてきた雨水が、外壁内部に侵入するのを防ぐための部材です。
下地材の腐食の防止効果もあります。
左:棟板金下地
右:棟板金設置後
屋根材を「貫板」という下地で押さえ、上から棟板金をかぶせます。
釘でしっかりと固定します。
ガルバリウム鋼板屋根に葺き替えリフォーム完了です。
シックな色の屋根で仕上げ、お洒落な印象になったのではないでしょうか。
瓦は耐久性はあるものの、重量のある屋根材であるため、耐震強度においては比較的軽量なガルバリウム鋼板の方が優れているとされています。
瓦屋根のお家にお住まいの方で、台風や雪などの雨漏りだけでなく、耐震性にも不安があるようでしたらぜひご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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